こんばんは!
お片づけ×コミュニケーションで、家も夫婦仲も整えた結婚14年目のあんじゅママです♪
このブログでは、私が「結婚してすぐに知りたかった!」と思う知識や考え方をお届けしています。
DV相談員時代の実例から学ぶこと
今日は、私がDV相談員として働いていた頃に出会った実際の事例を元にしたお話をお届けします。
夫婦関係が長くなるほど、家庭内という閉ざされた空間では、「何が正しいのか」「何が許されるのか」という感覚が麻痺してしまうケースも少なくありません。
少し重いテーマですが、この記事を通じて、善悪の境界線について改めて考えるきっかけになれば嬉しいです。
※個人が特定されないように、複数の事例を参考に構成しています。
【実例】「お前が悪いから、俺はこうなったんだ!」
B子さんは、夫と小学生の子ども2人と暮らす4人家族。
結婚20年という年月の中で、B子さんは不倫という過ちを犯してしまいました。
夫に不倫が知られた後、B子さんはすぐに不倫相手と別れ、家族に謝罪。
夫も一度は「許す」と言い、婚姻生活を続けることに同意しました。
しかし、夫の怒りは日を追うごとに強くなり、お酒を飲むたびにB子さんへ暴言を浴びせる日々が始まりました。
「この売春婦が!」
「また外で浮気しているんだろ!」
さらに、夫は家具を壊すなどの暴力的な行為に及び、ある日「殺してやる」と叫びながら包丁を持ち出すまでに…。
恐怖を感じたB子さんは警察に通報し、そこからDV相談につながりました。
しかし面談では、彼女自身がこう話すのです。
「私が悪いから仕方ないんです。」「夫が怒るのは当然なんです。」
不倫されても、絶対にしてはいけないこと
確かに、不倫は許されない行為です。
B子さんの過ちは、夫や子どもたちを深く傷つけました。
しかし、だからといって暴力や暴言が許されるわけではありません。
特に、子どもの前で「売春婦」などと責め立てる行為は、人権侵害です。
また、相手が不倫をしたからといって手をあげることは、どんな場合でも傷害罪に該当します。
外の世界で許されない行動が、家庭内で許されることがあってはなりません。
裏切られた夫が取るべき行動は「2択」のみ
妻の不倫によって心に深い傷を負ったとしても、夫が取るべき行動は次の2つに絞られます。
1. 損害賠償を請求して離婚する
不倫相手と妻に対して損害賠償を請求し、婚姻関係を終了させる選択肢です。
夫婦関係を修復する意志がない場合、これが最もスムーズな方法です。
2. 許すなら、覚悟を決めて気持ちを切り替える
婚姻生活を続けると決めたなら、「妻を許す」という覚悟を持つ必要があります。
顔を見るたびに嫌な感情が湧くこともあるでしょう。
それでも、「妻を責めるのをやめる」「共に歩む」という意志を固めなければ、家庭が崩壊するだけです。
まとめ:境界線を守ることの大切さ
妻に不倫をされた夫が絶対にしてはいけないNG行動は、暴言や暴力です。
これはどんな理由があっても許されません。
不倫をした妻が「私が悪い」と暴言や暴力を受け入れてしまうケースもありますが、それは間違いです。
どんな理由があっても、尊厳を踏みにじられる行為を許してはいけません。
家庭内であっても、明確な善悪の境界線を守り続けること。
これが、夫婦関係や家庭を守るための第一歩です。
境界線をしっかり認識し、加害者にも被害者にもなり続けないようにしてくださいね!